皆さん、年末の忘年会シーズンは楽しいひとときを過ごされることと思います。

しかし、その楽しみの裏で、「飲み過ぎた次の日の腰痛」に苦しむ方も少なくありません。
なぜお酒を飲むと腰に負担がかかるのでしょうか?

その意外な理由を分かりやすくお伝えします。当院では、
長年腰痛に悩む多くの患者様が、生活の質の向上を求めて来院されています。

飲み会の翌日に感じる腰の痛みや不調は、単なる「二日酔い」のせいだけではなく、実は理由があるのです。
このブログを通じて、腰痛の知識を深め、健やかな年末年始を迎えるためのヒントを提供できればと思います。

苦しい腰痛に立ち向かい、健康で充実した毎日を送るための一歩を、一緒に踏み出しましょう。

お酒と腰の不調の繋がりを探る

お酒を飲み過ぎた次の日に腰が痛くなるのはなぜでしょうか。
実は、飲酒が腰痛に及ぼす影響には複数の理由があります。

まず、アルコールは体の中で吸収され、肝臓で分解されますが、その過程で様々な体のバランスを崩す可能性があるのです。

さらに、飲酒によりビタミンB1が大量に消費されることも、腰痛の一因となります。

ビタミンB1は体の疲労回復に必要な栄養素であり、これが不足すると体の疲れが取れにくくなり、結果的に腰痛を引き起こしやすくなります。
また、過度の飲酒が内臓に負担をかけることで、腎臓や肝臓、十二指腸潰瘍などの内臓疾患を引き起こし、それが腰痛として現れることも‥

これらの情報から、飲酒が腰痛に及ぼす影響は単一ではなく、複合的な要因によるものであると考えられます。

飲み過ぎが腰に与える具体的な影響とは?

飲酒が腰痛にどう影響するか、その具体的な理由を見ていきましょう。
アルコールが体内に入ると、筋肉がリラックスし、一見するとそれが良いことのように思えます。

しかし、リラックスし過ぎた筋肉は体を支持する機能を果たせず、結果として背骨への負荷が増え、腰痛の原因になります。
また、飲酒によって体内のビタミンB1が消費されることで、筋肉の疲労回復が遅れるため、普段は感じていない腰の痛みが、顕著に出てくる場合があります。

内臓機能への影響も見逃せません。
肝臓や腎臓などの内臓が過剰にアルコールを処理しようとすることで、内臓自体の不調が腰痛として現れることがあります。
特に肝臓疾患や膵炎は、腰だけでなく体の他の部分にも痛みをもたらすことがあります。

飲酒と腰痛の関連を知ることは、適度な飲酒へと導くための第一歩です。
腰痛を防ぐためには、アルコールの摂取量を意識し、適度なリラックスと筋肉の健康を保つバランスを見つけることが大切です。

飲み会が続く時期に腰痛を回避するコツ

年末ともなると忘年会などでお酒を飲む機会が増えますが、この楽しい時間を腰痛無く過ごすためのコツをお伝えします。

まず、アルコールの摂取はほどほどに。適量を守ることで、筋肉の過度なリラックスや内臓への負担を防ぎます。
飲む前には水分をたっぷり摂取し、アルコールの吸収を穏やかにすると共に脱水を防ぎましょう。

次に、長時間同じ姿勢で座ることが予想される場合は、定期的に立ち上がって移動することを心がけてください。
これにより、筋肉の緊張を和らげ、背骨への圧力を減少させることができます。

また、飲酒中にも水分補給を忘れずに行い、アルコールの消費によって失われるビタミンB1を意識した食事を取り入れることも重要です。

ビタミンB1は、エネルギー産生に必要な栄養素で、特に冬の時期には風邪などの予防にも役立つため、積極的に摂取したいものです。

ビタミンB1を豊富に含む食材としては、魚介類、穀類、豆類があります。
魚介類なら、うなぎやタラコ、いくら、かつお節がビタミンB1を多く含んでおり、これらは冬のメニューでもよく出る食品です​。

穀類では、オートミール、全粒粉パン、ライ麦パン、玄米がありますが、玄米は白米と比べてビタミンB1が多く含まれていますので、メニューにあれば積極的に食べることをお勧めします​。
また、豆類では、青えんどう豆、いんげん豆、大豆、あずきがビタミンB1を多く含んでいます。

そして、飲み会の翌日は特に、積極的な休息を取り、体の回復を促すことが大切です。
適度な運動で血流を良くし、筋肉のコンディションを整えることもお勧めします。

このようにして、飲み会の多い時期でも腰痛に悩まされることなく、健康的で活動的な日々を送るための対策を講じることができます。

まとめ

忘年会のシーズンは、お酒を楽しむ素敵な時期ですが、飲み過ぎには注意が必要です。
この記事を通じて、飲酒が腰痛に与える影響とその予防方法について理解を深めていただけたなら幸いです。

適量の飲酒、適切な休息、そしてバランスの取れた食事を心がけることで、楽しい飲み会を腰痛の心配なく過ごすことができますよ。

年末年始の楽しい時期でも、腰痛に悩まされずに過ごすためには、日々の小さな気配りが大切です。
もし腰痛でお悩みの方がいらっしゃいましたら、健湧接骨院までぜひご相談ください。

柔道整復師としての専門知識と経験を活かし、一人一人の状態に合わせたアドバイスとサポートを提供いたします。
腰痛を予防し、健康で活動的な毎日を送るためのお手伝いをさせていただきます。

【柔道整復師 江本 直樹 監修】

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