日常生活の中で腰痛や筋肉の違和感を感じることはありませんか?
特にデスクワークが長い方や運動不足の方は知らず知らずのうちに体に負担をかけています。
この記事では、元相撲取りである健湧接骨院の院長が推奨する、効果的なセルフケア方法と「やりすぎ」を防ぐコツをご紹介します。
正しい知識を身につけて、快適な毎日を過ごしましょう。
江本直樹 元力士・柔道整復師
出羽海部屋で「鷲の海」として活躍後、自身の深刻な怪我と治療院巡りの経験から「痛みの向こうに希望を創る」を信念に健湧接骨院を開院。
痛みの本当の原因は別の場所にあるという独自の視点で全身のバランスを整え、患者様の不安を安心に変えます。
「もう治らない」とあきらめていませんか?
私も同じ辛さを経験しました。
あなたの「治療院巡りの最後」となれるよう全力でサポートします。
「やりすぎ」が招く身体への負担
皆さん、「○○し放題」というサービスは好きですか?
私も好きなのですが、ある調査によると、通常の飲酒に比べて飲み放題では男子学生で1.8倍、女子学生で1.7倍も飲む量が増えるという結果が出ています。
「元を取らなきゃ」という心理から、必要以上に摂取してしまう。
実はこの「やりすぎ」の心理は、自宅でのセルフケアやトレーニングにも当てはまるのです。
家で行うケアも基本的には「やり放題」です。
そのため、効果を早く出そうと決めた回数や強度を超えてしまうことがあります。
このような「やりすぎ」は、かえって身体に負担をかけ、新たな不調を招くこともあるのです。
効果的なセルフケアの基本原則
セルフケアを行う際の基本は、適切な「負荷と回数」です。
特に初心者の方や久しぶりに運動する方には、低負荷・高回数のトレーニングから始めることをおすすめします。
適切な負荷でトレーニングする利点
• 筋肉や関節に過度な負担をかけにくい
• 怪我のリスクを減らせる
• 継続しやすく長期的な効果が期待できる
元相撲取り推奨のトレーニング法
特に効果的で自宅でも簡単に取り組めるトレーニングとして「腰割」「伸脚」をご紹介します。
これらは相撲取りの基礎トレーニングとしても用いられ、自分の体重を使った低〜中負荷のトレーニングです。
トレーニングの重要ポイント
トレーニングを行う際に意識していただきたいポイントは以下の通りです
• ゆっくりと動かすことで身体の各筋肉を意識しやすくなる
• 緩やかな動きのため、急な動きによる痛みや怪我のリスクが低減する
• 一定時間筋肉に刺激を与え続けることで、効率的なトレーニングになる
腰割の方法
1. 正面を見て胸を張り、肩幅程度に足を開きます
2. 両手を自然に下ろし、つま先を約45度外側に向けます
3. 膝と股関節を同時に曲げていきます
この動作中は深呼吸を意識しましょう。
息を吸いながら関節を曲げ、息を吐きながら伸ばすリズムで行うことで、より効果的なトレーニングになります。
伸脚の方法
1. 足を開いて腰を下ろした状態から、左足の踵を上げないように注意しながら右足を少し広げます
2. 伸ばした右足に体重をかけながら、右足の親指が上を向くようにします
3. 上体を中央に戻したら、同様に反対側へ動作を繰り返します
腰割・伸脚はそれぞれ1分間程度から始めてみることをおすすめします。徐々に慣れてきたら時間を延ばしていくとよいでしょう。
トレーニングで期待される一般的な効果
これらのトレーニングは、多くの方に以下のような効果が期待されています:
• 身体の中心部(コア)の筋肉が鍛えられる
• 基礎体力の向上につながる
• 日常動作での怪我予防に役立つ
• 姿勢の改善に貢献する可能性がある
特に腰回りの安定性が高まることで、腰痛予防にも効果が期待できるとされています。ただし、効果には個人差があり、継続的な取り組みが重要です。
セルフケアに関するよくある質問
トレーニングはどのくらいの頻度で行うのが一般的ですか?
初めは週2〜3回、体調を見ながら行うことが一般的です。
毎日行う場合は強度を下げて、身体に負担がかからないよう注意しましょう。
トレーニング中に痛みを感じたらどうすればよいですか?
痛みを感じたら無理せず中止しましょう。
痛みが続く場合は、専門家に相談することをおすすめします。
どのような方に特におすすめですか?
デスクワークが多い方、運動不足の方、姿勢の改善を目指している方など、幅広い方に一般的に推奨されています。
まとめ
日常のセルフケアでは、「やりすぎ」に注意し、適切な負荷と回数で取り組むことが重要です。
紹介した腰割や伸脚のトレーニングは、特別な道具を必要とせず、自宅で簡単に取り組める方法です。
現在特に不調を感じていない方も、予防的なケアとして取り入れることで、将来的な身体の不調を防ぐ可能性があります。
ただし、すでに痛みや不調がある場合は、無理せず専門家に相談することをおすすめします。
健康な身体づくりは一朝一夕ではありませんが、正しい知識と方法で継続することが、より快適な日常生活への第一歩となるでしょう。
特に不便がない方は今のままでも良いかもしれませんが、より健康的な身体を目指す方は、ぜひ紹介したトレーニング法を参考にしてみてください。
軽やかな身体を体験することで、日常生活の質が向上していきます。
【柔道整復師 江本 直樹 監修】
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投稿者プロフィール
- 柔道整復師/登録販売者
- 「健湧接骨院」代表の江本直樹です。元・大相撲力士で四股名は「鷲の海」、出羽海部屋で鷲羽山関に師事しました。肩こり・腰痛・股関節痛の改善策やストレッチ法、季節に合わせた健康維持のコツを発信していきます!詳しいプロフィールはこちら⇒自己紹介