こんにちは、横浜市都筑区の健湧接骨院院長、江本直樹です。

当院は一人ひとりの患者さまに真心を込めて接し、その人特有の問題を少しでも早く解決できるように努力しています。
今日は、日々出会う問題の一つ、「肩こり」についてお話ししたいと思います。

特に、夏のこの季節に、デスクワークをしていると肩こりがひどくなる、と感じている方も多いのではないでしょうか?
暑さで疲れが溜まりやすい季節だからこそ、適切なケアが必要です。

「何をしても肩こりが良くならない…」そんな経験をしたことはありませんか?
それは、あなたが今まで試してきた方法が、あなたの肩こりの原因に対して適切でなかった可能性があります。

このブログでは、夏のデスクワークで肩こりがひどくなる原因を解説し、それに対する効果的な対策方法をお伝えします。

共感していただけましたら、ぜひ最後までご一読ください。
あなたの肩こり解消のヒントがここにあるかもしれません。
そして、何か困っていることがあれば、お気軽に当院までご相談ください。
あなたの問題を解決するために、全力でサポートします。

肩こりの原因:なぜ夏のデスクワークでひどくなるのか

肩こりは一体どこからくるのでしょうか。

その答えを探るため、まずは肩こりが発生するメカニズムについて見てみましょう。
我々の体は巧妙に設計されており、筋肉は特定の動作を行うために連携して動きます。
しかし、長時間同じ姿勢をとり続けると、一部の筋肉だけが過度に緊張し、それが痛みとして現れるのが肩こりです。

特に、デスクワークでは長時間の同じ姿勢が続きます。
パソコンを使った作業中、意識せずとも肩に力が入りがちです。
これが長時間続くと、首や肩の筋肉に大きな負担をかけ、筋肉が硬くなります。

その結果、血流が悪くなり、老廃物が筋肉に溜まりやすくなります。
これが痛みとなり、肩こりだと感じる症状を引き起こします。

そして、夏になるとこれらの症状がさらに強まる傾向があります。
その一因が、エアコンの使用による筋肉の冷えです。

エアコンは、快適な環境を保つために必要ですが、冷えすぎると筋肉は硬くなり、血行が悪くなります。
これは肩こりを引き起こす大きな要因となります。

さらに、夏の暑さで運動不足になることも肩こりを引き起こします。
適度な運動により、筋肉は柔軟性を保ち、血液の循環も良くなります。

しかし、暑さで運動する気が失せると、その恩恵を受けられなくなるのです。

以上から、夏のデスクワークで肩こりがひどくなる原因は、筋肉の過度な緊張、エアコンによる冷え、運動不足という3つの要素が複合的に作用していると考えられます。

これらを知った上で行動することで、より効果的な肩こり対策を立てることが可能となります。
それでは、その具体的な対策法について見ていきましょう。

あなたの試してきた肩こり対策は本当に正しいのか?

肩こりという問題に直面したとき、多くの人は自己判断による対策を試みてしまいます。

たとえば、ストレッチや運動、セルフマッサージ、温熱パッドの利用、座り方や姿勢の見直し等々。

しかし、肩こりが改善されない、あるいは悪化するという結果に直面したことはありませんか?
それは、肩こりの根本的な原因への対策が不十分だからかもしれません。

まず、適切なストレッチや運動は筋肉の硬さを解消し、血流を改善するのに役立つとされています。
しかし、ストレッチの行い方を誤ると筋肉に過度な負荷をかける結果となり、結局は肩こりを悪化させる可能性があります。

また、セルフマッサージも同様で、適切な場所に適切な方法で行われなければ、筋肉にダメージを与える可能性もあるのです。

次に、温熱パッドの利用も一時的な痛みの緩和には有効ですが、それはあくまで一時的な対処法であり、肩こりの根本的な解決にはなりません。

また、座り方や姿勢の見直しも重要ですが、それだけで肩こりが解消されるわけではなく、全体的なライフスタイルの改善が必要となります。

これらの事例から、単一の対策では肩こりを根本的に改善することは難しいということがお分かりいただけたら幸いです。
では、どのようにすれば肩こりの根本的な改善が可能なのでしょうか。

その答えは、研究に基づいた対策と、それを正しく実行することにあります。
では、そうした具体的な方法について詳しく見ていきましょう。

効果的な肩こり対策:研究に基づく新たな肩こり解消の方法とは

多くの人が肩こりと戦う中、最新の研究では従来の方法とは一線を画す、効果的な対策が提唱されています。
ここでは、その新たな肩こり解消法を紹介します。

まず一つ目の対策は「深層筋のトレーニング」です。
深層筋とは、骨格を支えて体の安定を保つ役割を果たす筋肉のことを指します。
たとえば、身体を前後に曲げる動きをコントロールする腹部の深部に位置する「腹横筋」や、脊柱を支える「多裂筋」などが深層筋に含まれます。

肩こり予防のためには、これら深層筋のバランスを整えることが重要です。
まず、「腹横筋」のトレーニング方法としては、「腹筋ブレス」が簡単で効果的です。
これは立ったままでも座ったままでも行えるエクササイズです。

腹筋ブレスのやり方は以下の通りです。
・まず、深呼吸をしてお腹を膨らませます。これで腹部に空気をたくさん取り入れることができます。
・次に、息を吐きながらお腹をへこませます。このとき、おへそが背骨の方向へ押し込まれるように意識すると良いでしょう。
・この状態を5秒から10秒程度キープしましょう。その間、息を止めずに、鼻からゆっくりと息を吸って、口からゆっくりと息を吐くようにします。
・これを1セットとし、1日に3セット程度行いましょう。

次に、「多裂筋」のトレーニング方法としては、「スーパーマンエクササイズ」がおすすめです。
スーパーマンエクササイズのやり方は以下の通りです。
・うつ伏せになり、両腕を前に伸ばし、両足はまっすぐ後ろに伸ばします。このとき、頭、腕、胸、腹、足は床につけ、頭は下に向けます。
・息を吸いながら、上半身と下半身を同時に床から持ち上げます。頭、腕、胸、腹部を上に持ち上げると同時に、両足も床から持ち上げます。
・この状態を数秒間保ち、ゆっくりと元の位置に戻します。
・これを1セットとし、1日に3セット程度行いましょう。
これらのエクササイズはシンプルですが、深層筋を効果的に鍛えることができます。
適度なトレーニングで、身体の内側から強く、健康な体を作りましょう。

二つ目の対策として、「呼吸法」を取り入れることも効果的です。
研究では、深い呼吸を行うことで筋肉の緊張が緩和し、肩こりの症状が軽減することが示されています。
一日の終わりに5分間の深呼吸を行うことで、リラクゼーション効果が得られ、肩こりの予防につながります。具体的なやり方は以下の通りです。

・まずは、ゆっくり背筋を伸ばして、ゆっくりと鼻から息を吸いましょう。このとき、お腹が膨らむように意識します。
・次に、口からゆっくりと息を吐きます。息を吐くときにはお腹をへこませるようにします。
・吸う、吐くそれぞれを5秒程度かけて、ゆっくりと行いましょう。これを繰り返していくだけです。

三つ目の対策は「良質な睡眠」の確保です。
体がリラックスし、筋肉が回復するためには、質の良い睡眠が不可欠です。
ここでのポイントは、寝具の選択と寝る前のリラクゼーションです。
寝具は体の形状にフィットするものを選び、寝る前はスマートフォンの使用を避けるなどして、良質な睡眠を得るようにしましょう。
良質な睡眠を取るためには以下のポイントが大切です。
・定期的な生活リズム:毎日同じ時間に寝て起きることで、体内時計が整い、自然と眠りやすくなります。
・適度な運動:適度な運動は睡眠の質を上げるのに役立ちます。ただし、寝る直前の運動は興奮状態を引き起こすため、避けましょう。
・睡眠環境の整備:寝る環境は明るさ、温度、静寂さなどが大切です。なるべく暗く、静かで適度な湿度と温度の環境を整えましょう。

これらの新たなアプローチは、肩こりの根本的な改善を目指すものです。
自分自身のライフスタイルを見つめ直し、最適な対策を見つけていきましょう。

まとめ

このブログ記事を読んでいただき、ありがとうございました。
今回は夏のデスクワークで肩こりがひどくなる原因と、その対策方法について解説しました。

私たちが一日の大半を過ごすオフィス環境が、まさに肩こりの大きな原因であることを知ることは重要です。
温度変化や環境の乾燥、そして何より長時間のデスクワークは、体に様々な負担を与えます。
その中でも姿勢の乱れや長時間の同じ姿勢の続行は、筋肉の緊張とともに肩こりを悪化させます。

そして、これまでの肩こり対策が上手く行かなかったのは、表面的な対策にとどまっていたからかもしれません。
しかし、深層筋のトレーニングや正しい呼吸法、そして良質な睡眠は、根本的な改善に繋がります。

肩こりが改善されない、新しいアプローチを試してみたい、という方は、ぜひ当院へご相談ください。
プロとしての知識と経験を生かし、あなたの肩こり解消のお手伝いをさせていただきます。
自分の体は自分で守ることが大切です。
その一助となることができれば、私としても大変うれしく思います。

【柔道整復師 江本 直樹 監修】

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