「旅行先のホテルで寝たら、なぜか朝スッキリ起きられた」
「硬めのマットレスが良いと聞いて試したけど、かえって腰が痛い…」
こんな経験はありませんか?
朝の目覚めが悪い、なんだか疲れが取れない、腰が重い。
その原因、もしかしたら毎日使っている寝具にあるかもしれません。
しかし、単純に「硬い」「柔らかい」だけで寝具を選ぶのは、かえって不調を招く可能性があります。
実は、睡眠の質には寝具だけでなく「呼吸の浅さ」も深く関係しているのです。
こんにちは、横浜市都筑区で元力士の院長が営む健湧接骨院です。
当院は「横浜市唯一の歪み専門手技療法」で、多くの患者様の体の不調と向き合ってきました。
今回は、体の専門家である姿勢教育アドバイザーの視点から、寝具の見直し方と、朝の不調につながる「浅い呼吸」を整える方法について解説します。

江本直樹 元力士・柔道整復師
出羽海部屋で「鷲の海」として活躍後、自身の深刻な怪我と治療院巡りの経験から「痛みの向こうに希望を創る」を信念に健湧接骨院を開院。
痛みの本当の原因は別の場所にあるという独自の視点で全身のバランスを整え、患者様の不安を安心に変えます。
「もう治らない」とあきらめていませんか?
私も同じ辛さを経験しました。
あなたの「治療院巡りの最後」となれるよう全力でサポートします。
旅行先で楽だった理由を自宅で再現:枕高さ・マット硬さの基準

旅行先でよく眠れたのは、非日常的な解放感だけでなく、マットレスや枕が偶然あなたの体に合っていたからかもしれません。
その「快適さ」を自宅で再現するための基準を知っておきましょう。
寝具選びで最も重要なのは「立っている時の自然なS字カーブを、寝ている時も維持できるか」です。
- 硬すぎるマットレスの問題点硬すぎると、お尻や肩甲骨など体の出っ張った部分だけで体重を支えることになり、腰が浮いてしまいます。
これでは腰回りの筋肉が緊張し続け、血行不良から痛みを引き起こす原因になります。 - 柔らかすぎるマットレスの問題点逆に柔らかすぎると、最も重い腰部分が沈み込み、背骨が「くの字」に曲がってしまいます。
これもまた、腰への負担が大きい不自然な姿勢です。
【自宅でできるチェック基準】
- マットレスの硬さ:
仰向けに寝たとき、腰とマットレスの間に手を入れてみてください。
手のひらがスッと入る程度の隙間が理想です。
隙間が大きすぎる(手がスカスカ動く)なら硬すぎ、手がほとんど入らないなら柔らかすぎの可能性があります。 - 枕の高さ:
枕は首のカーブを支えるためのものです。
仰向けで、額の高さが顎よりも少しだけ高くなるのが目安。
横向きになった際には、首の骨が背骨と一直線になる高さを選びましょう。
「硬めが楽」と感じる方は、普段使っている寝具が柔らかすぎて腰が沈んでいたのかもしれません。
しかし、誰にでも硬めが良いわけではないのです。
夜遅い食事と胃の不快感、寝起きの呼吸の関係

寝具を見直しても改善しない場合、生活習慣、特に「食事の時間」が影響しているかもしれません。
夜遅くに食事を摂ると、就寝中も胃腸が消化活動を続けなければなりません。
この状態が、呼吸をコントロールする横隔膜の動きを妨げることがあります。
胃が食べ物で満たされていると、その上にある横隔膜が十分に下がることができず、結果として一回一回の呼吸が浅くなってしまうのです。
浅い呼吸は、体に取り込む酸素の量を減らし、睡眠の質を低下させます。
これが、寝起きの疲労感や頭の重さ、体のこわばりにつながる一因となります。
心当たりのある方は、就寝3時間前までには食事を終えることを意識してみてください。
朝スッと起きたい人の1分ルーティン(胸郭・呼吸・肩甲骨)

睡眠中に浅くなった呼吸や、固まった体をリセットするために、朝起きたらまず布団の中でできる1分間の簡単ルーティンを試してみましょう。
- 胸郭を広げる深呼吸(30秒)
- 仰向けのまま両膝を立てます。
- 両手を肋骨の上に置き、鼻からゆっくり息を吸いながら、胸郭が大きく広がるのを感じます。
- 口からゆっくりと息を吐きながら、胸郭が閉じていくのを感じます。これを5回繰り返しましょう。
- 肩甲骨のストレッチ(30秒)
- 仰向けのまま、両腕を天井に向かって伸ばします。
- 指先を天井に近づけるように、肩甲骨から腕をグーッと上に伸ばします。
- ストンと力を抜いて元の位置に戻します。これを5回繰り返します。
この2つを行うだけで、胸周りの筋肉がほぐれ、酸素が体中に行き渡りやすくなり、スッキリとした目覚めをサポートします。
酸素カプセル等の興味がある時に知っておきたい考え方

最近では、疲労回復やコンディショニングのために酸素カプセルなどを利用する方も増えています。これらは体内の酸素濃度を高める上で有効な手段の一つです。
しかし、もし「呼吸が浅い」状態が常態化しているなら、まずは自力で深く呼吸できる体を取り戻すことが根本的な解決への近道です。
いくら外から酸素を取り入れても、呼吸に関わる筋肉(横隔膜や肋間筋)が硬くなっていたり、背骨や胸郭が歪んでいたりすると、その効果は半減してしまいます。
当院では、まず体の歪みを整え、呼吸がしやすくなる状態を作ることを重視しています。特別な機器に頼る前に、ご自身の体が持つ本来の機能を取り戻すアプローチを検討してみてはいかがでしょうか。
来院前後の寝具チェックリスト

ご自身の体の状態と寝具との相性を客観的に把握するために、以下のリストを活用してみてください。
専門家による施術を受けることで、体の感覚がどう変わるかを実感しやすくなります。
【来院前チェックリスト】
- [ ] 朝起きた時、最初に痛みや重さを感じる体の部位はどこか?(例:腰、首、背中)
- [ ] 今のマットレスで仰向けに寝た時、腰の下の隙間に手は入るか?
- [ ] 今の枕を使った時、首や肩に力が入っていないか?
- [ ] 夜中に目が覚めることは週に何回あるか?
- [ ] 寝返りはスムーズに打てている感覚があるか?
【施術後・改善後チェックリスト】
- [ ] 施術前と比べて、朝の痛みや重さはどう変化したか?
- [ ] 体の歪みが整った後、同じ寝具での寝心地はどう変わったか?
- [ ] 以前よりも呼吸が深くなった感覚はあるか?
- [ ] 朝、スッと起き上がれるようになったか?
まとめ

もし、セルフケアや寝具の見直しだけでは改善が見られない場合、それは体の歪みが原因かもしれません。
健湧接骨院では、手技療法独自のチェック方法で体の状態を正確に把握し、なぜ不調が起きているのかを丁寧にご説明します。
その場しのぎではない根本改善を目指し、快適な毎日を取り戻すお手伝いをいたします。
横浜市都筑区で朝の不調や長引く腰痛にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
【柔道整復師 江本 直樹 監修】
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