「最近、運動不足のせいか背中の中央あたりがズキズキ痛む…」
「昔のけがや仕事の負担が、今になって響いている気がする…」
横浜市やその近郊にお住まいの方で、このような背中の不調を感じている方も多いのではないでしょうか?
特に、夏の暑さで散歩や運動の習慣が途絶えがちになると、体のサインとして痛みが現れることがあります。
この記事では、柔道整復師の専門的な視点から、背中の中央に痛みが生じる一般的な原因と、ご自宅でできる簡単なセルフケア方法について詳しく解説します。
読者の皆様が抱える痛みや不安を少しでも和らげ、旅行や趣味など、やりたいことを思い切り楽しめる快適な毎日を取り戻すための一助となれば幸いです。

江本直樹 元力士・柔道整復師
出羽海部屋で「鷲の海」として活躍後、自身の深刻な怪我と治療院巡りの経験から「痛みの向こうに希望を創る」を信念に健湧接骨院を開院。
痛みの本当の原因は別の場所にあるという独自の視点で全身のバランスを整え、患者様の不安を安心に変えます。
「もう治らない」とあきらめていませんか?
私も同じ辛さを経験しました。
あなたの「治療院巡りの最後」となれるよう全力でサポートします。
背中にこんなお悩み、ありませんか?

- デスクワークで長時間同じ姿勢でいると、背中が固まったように痛くなる。
- 夏の暑さを理由に、日課だった運動や散歩を休みがちになっている。
- ふとした瞬間に、背中の中央あたりに鋭い痛みが走ることがある。
- 若い頃の仕事やスポーツで痛めた古傷が、今になってうずくように感じる。
- 秋には涼しい高原へ旅行に行きたいけれど、長時間の移動や活動中の痛みが心配で、計画をためらってしまう。
- ストレッチは試しているけれど、なかなか痛みが改善しない。
一つでも当てはまる方は、もしかしたらその背中の痛みに、はっきりとした原因が隠れているかもしれません。なぜ痛みが出るのかを知ることは、改善への大切な第一歩です。
背中の痛みを引き起こす一般的な原因

なぜ、背中の中央あたりに痛みが生じてしまうのでしょうか。その原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っている場合が少なくありません。
運動不足による筋力の低下と血行不良
特に夏場に多いのですが、暑さを避けるために外出や運動の機会が減ると、体を支える筋肉は少しずつ衰えていきます。背骨の周りには「脊柱起立筋」をはじめ、正しい姿勢を維持するための重要な筋肉が集中しています。これらの筋力が低下すると、背骨を適切に支えきれなくなり、特定の箇所に負担が集中して痛みが生じやすくなるのです。 また、筋肉の動きが少ないと血行も滞りがちになります。血流が悪くなると、筋肉に十分な酸素や栄養が届かず、疲労物質が溜まりやすくなるため、こりや痛みとして感じられることがあります。
「古傷」として残る過去の身体的負担
「若い頃は大丈夫だったのに」と感じる痛みは、過去の生活習慣が影響している可能性が考えられます。例えば、長時間の中腰姿勢での作業、重い荷物を運ぶ仕事、あるいは特定のスポーツで繰り返し同じ動作を行っていたなど、長年にわたって蓄積された負担が、背骨の微妙な歪みや筋肉の根深いこりとして「古傷」のように体に刻まれていることがあります。 加齢や運動不足によって体の支える力が弱まると、こうした過去の負担が潜んでいた部分が、いわば弱点となって痛みを引き起こすことがあるのです。
日常生活における姿勢の乱れ
デスクワーク中の猫背、スマートフォンを見るときのうつむいた姿勢、ソファで体を丸めてくつろぐ癖など、無意識のうちにとっている姿勢が、背中への大きな負担となっているケースは非常に多いです。 特に背中が丸まった姿勢は、頭の重さを背中の中央あたりで支えることになり、筋肉の過度な緊張を招きます。この緊張が慢性化することで、痛みや不快感につながっていくのです。
仕事や家事の合間にできる!30秒からの簡単セルフケア

痛みの改善や予防のためには、専門家によるアプローチと並行して、ご自身で体をケアする意識も大切です。ここでは、継続しやすく、背中の負担軽減が期待できる簡単なセDルフケアをご紹介します。
胸を開くストレッチ(座ったままでOK)
- 椅子に少し浅めに座り、背筋を軽く伸ばします。
- 両手を背中の後ろで組みます。難しい場合は、タオルの両端を持っても構いません。
- 息をゆっくり吐きながら、組んだ手を斜め下の方向に引き、肩甲骨を中央に寄せるように意識して胸を張ります。
- 心地よく胸が伸びているのを感じながら、15秒~30秒キープします。この時、腰を反らしすぎないように注意しましょう。
- ゆっくりと元の姿勢に戻ります。これを2~3セット繰り返します。 ※このストレッチは、丸まりがちな背中をリセットし、肩甲骨周りの筋肉の緊張を和らげるのに役立ちます。
リラックス効果を高めるために
ストレッチを行う際には、心身をリラックスさせることも大切です。お好きなアロマを焚いたり、ゆったりとした音楽を流したりするのも良いでしょう。心地よい香りは、筋肉の緊張をほぐし、ストレッチの効果をさらに高めてくれる可能性があります。ご自身の好きな香りで、心からリラックスできる時間を作ってみてはいかがでしょうか。
よくある質問(FAQ)

背中に痛みがあるときは、動かさない方が良いのでしょうか?
痛みの種類や強さによります。ズキズキと脈打つような強い痛みや、動かすと激痛が走るような急性期の場合は、安静を優先し、早めに専門家にご相談ください。一方で、慢性的な鈍い痛みやこりの場合は、無理のない範囲でご紹介したようなストレッチなどで軽く動かす方が、血行が促進され、痛みの緩和につながることがあります。ご自身の判断に迷う場合は、専門家に相談することをお勧めします。
何年も前の古傷が、今になって痛むことはありますか?
はい、十分に考えられます。当時は体力や回復力でカバーできていた負担が、体の変化とともに表面化することがあります。ご自身では忘れているような過去の生活習慣が、現在の痛みの根本的な原因となっているケースも少なくありません。専門家は、そうした背景まで丁寧にお伺いすることで、痛みの原因を探っていきます。
痛みを予防するために、日常生活でどんな姿勢を心がければ良いですか?
椅子に座るときは、骨盤を立てて坐骨(お尻の下の硬い骨)で座ることを意識し、背筋をまっすぐ伸ばすのが基本です。耳、肩、股関節が一直線になるようなイメージです。長時間同じ姿勢を続けないことも重要で、少なくとも1時間に1回は立ち上がって、少し歩いたり、軽く体を伸ばしたりすることを習慣にすると良いでしょう。
まとめ

今回は、運動不足や過去の負担が原因で起こる背中中央の痛みについて、その一般的な原因とセルフケア方法を解説しました。
- 背中の痛みは、運動不足、過去の古傷、日常の姿勢など、様々な要因が関係している。
- 体を支える筋力の低下や血行不良が、痛みを引き起こす一因となる。
- 簡単なストレッチを継続することで、痛みの予防や緩和が期待できる。
この記事でご紹介したセルフケアを試してもなかなか改善が見られない場合や、痛みが強く日常生活に支障をきたしている場合は、その痛みの裏に専門的なアプローチが必要な原因が隠れているかもしれません。
一人で抱え込まず、体の専門家に相談することも大切な選択肢の一つです。快適な秋の旅行や、日々の生活を心から楽しむために、ご自身の体を大切にする時間を作ってみてはいかがでしょうか。この記事が、皆様の健康な毎日を取り戻すための一助となれば幸いです。
【柔道整復師 江本 直樹 監修】
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