朝晩がひんやりしてくるこの季節。
ベッドから立ち上がり、最初の一歩を踏み出した瞬間に、足首やすねのあたりがズキッと痛む方がいます。

「少し歩けば楽になるから、まあいいか」
「湿布もサポーターも使っているのに、朝だけはどうしても痛い」
そう思いながら、毎朝やり過ごしていませんか?

この記事では、朝の一歩目の痛みと、過去の捻挫や打撲との関係を、柔道整復師の江本直樹が解説します。
昔のケガは、痛みが引いたあとも形を変えて残っていることがあります。
心当たりのある方は読み進めてみてください。

元力士「鷲の海」として土俵に立っていた頃、私自身も幾度となく怪我と痛みに苦しみました。

だからこそ良くなってほしい。
その思いで、日々施術をしています。

「もう治らない」と諦める前に、ぜひ一度、ご相談ください。

朝の一歩目だけ足が痛むのはなぜ?

眠っているあいだに動かなかった足首まわりが、冷えて硬いまま、急に体重を受け止めるためともいわれています。

寝ている間、足首はほとんど動きません。
筋肉や関節まわりの血の巡りも、ゆるやかになっていきます。

秋は明け方の冷え込みが加わり、足元がさらに硬くなりやすい時期です。
その状態で立ち上がると、準備の整っていない足首に、体重が一気にかかります。

当院では、体の不調を「血の巡りが滞り、酸素や栄養が届きにくくなった状態」と考えています。
少し歩くと楽になるのは、動くことで巡りが戻ってくるためです。

ただ、同じように眠っていても、朝に痛む方と痛まない方がいます。
その差に関わっているのが、過去のケガが影響することがあるのです。

昔の捻挫や打撲が、なぜ今の痛みに関係するのか?

足首の捻挫で傷みやすい靭帯の位置

ケガをしたときの固定が足りなかったり、痛みが引いたからと放っておいたりすると、関節や周りの組織が元の状態に戻りきらないまま残ることがあるためです。
足首の捻挫は、関節を支える靭帯(骨と骨をつなぐ丈夫な線維)が伸びたり傷ついたりするケガを指します。

一般に、固定や安静が不十分なまま動かし続けると、靭帯が緩んだまま残り、足首が不安定になりやすいとされています。
打撲も同じで、腫れが引いたあとも、傷んだ部分だけが周りより硬く残ることがあります。

「歩けるから大丈夫」と、そのままにした経験はありませんか?

痛みが消えることと、元の状態に戻ることは、同じではありません。
当院では、こうして残ったケガの名残が足首の使い方に偏りを生み、何年もたってから朝の痛みとして表に出てくると考えています。

ケガそのものより、後遺症として居座っていることが問題です。

問診で過去のケガをうかがうと、「そういえば学生のころ、足首をひねった」と思い出す方がいます。
本人の中では終わったはずのケガが、今の痛みの出発点になっているケースです。

湿布やサポーターで、朝の痛みが変わりにくいのはなぜ?

椅子に座って足首を回し左右差を確かめるセルフチェック

痛む場所を冷やしたり支えたりすることはできても、足首の動きの偏りそのものは残りやすいためです。
湿布は痛みや熱っぽさを和らげ、サポーターは足首を支えてくれます。

どちらも、つらい時期を乗り切る助けになるものです。

ただ、朝の痛みのもとが過去のケガの名残にあるなら、痛む場所だけを手当てしても、使い方の偏りまでは変わりません。
夜にサポーターを外して眠れば、翌朝はまた同じ状態から一日が始まります。

当院では、痛みだけを追いかけず、痛みを体の歪みに置き換えて原因を考えています。
足首がかばうように動いていると、膝や股関節もそれに合わせて傾き、全体のバランスが崩れていくことがあります。

痛む一点を押せば変わる、というスイッチのようなものはありません。
全体の釣り合いを整えることで、足首にかかる負担が変わっていきます。

足首の偏りは、座ったままでも確かめられます。

試しに、椅子に座って片足ずつ床から浮かせ、足首をゆっくり5回ずつ回してみてください。
左右で比べたとき、回しにくい方向や、引っかかる感じのある側はありませんか?
差を感じた側について、そういえば「昔ひねったのはこっちの足だった」とおっしゃる方もいます。

よくある経過のパターン

部活動で足首をひねり、固定しないまま走っている女性

ケース1:学生時代の部活動で足首をひねり、固定しないまま練習を続けた方
このようなケースでは、足首の関節が緩んだまま、外側に体重が逃げる歩き方が身についていることが多く見られます。
すねの外側やふくらはぎが常に張った状態になり、冷え込む朝に一歩目の痛みとして出やすい状態です。
足首だけでなく、膝や股関節の向きまで含めて整えていくと、朝の一歩目が軽く感じられるようになるケースがあります。

ケース2:家の中で足をぶつけた打撲を、腫れが引いたからと放っておいた方
このようなケースでは、ぶつけた場所の周りだけが硬く残り、その部分をかばう動きが癖として続いていることがあります。
ふだんは気にならなくても、体が冷えて硬くなる朝や季節の変わり目には、痛みが目立ちやすくなります。
硬く残った部分の周りの巡りを整えていくと、痛む日の間隔が空いてきたとおっしゃる方がいます。

ケース3:湿布とサポーターを毎日続けているのに、朝の痛みが変わらない方
このようなケースでは、痛む足ではなく、反対側の足や骨盤の傾きが負担を集めていることがあります。
痛む側をかばい続けた結果、体の左右の釣り合いそのものが変わっている状態です。
全体のバランスを整えると、痛む側の足首に体重を乗せやすくなったと感じる方がいます。

よくあるご質問

Q&A

昔の捻挫は、放っておいても自然に元に戻りますか?

痛みは時間とともに引くことが多いものの、関節の緩みや周りの硬さが残る場合があります。
個人差はありますが、ケガの直後に固定や安静が十分でなかった場合ほど、後から不調として出やすいと考えています。

何年も前のケガでも、朝の痛みは変わりますか?

年数がたっていても、足首の動きや体のバランスに変化が出ることがあります。
経過には個人差があり、ケガの程度やその後の体の使い方によっても異なります。
まずは、今の足首の状態を確かめるところからです。

朝の足の痛みは、温めたほうがいいですか?冷やしたほうがいいですか?

ケガをした直後で腫れや熱っぽさがあるときは、冷やすのが基本です。
一方、朝のこわばりのように慢性的に続く痛みでは、寝るときの靴下などで足元を冷やさないようにするとよい場合があります。
判断に迷うときは、自己判断せずにご相談ください。

サポーターは、どのくらいの強さで締めればいいですか?

締めつけで痺れや痛み、むくみが出ない程度を目安にしてください。
強く締めるほど支えになるわけではなく、締めすぎると血の巡りを妨げることがあります。
サポーターが当たって痛む場合も、無理に使い続けずに一度ご相談ください。

まとめ

健湧接骨院の院長

秋の朝に足の一歩目が痛むのは、冷えて硬くなった足首に急に体重がかかることがきっかけです。
その痛みが毎朝のように続く場合は、昔の捻挫や打撲が、固定不足や放置によって後遺症として残っているのかもしれません。

痛む場所を守るだけでなく、足首の偏りと体全体の釣り合いを見直すと、朝の一歩目に変化が出やすくなります。

捻挫の後の不調について詳しくは、捻挫の症例ページでも解説しています。
仲町台・都筑区で、朝の足の痛みにお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

【柔道整復師 江本 直樹 監修】

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Information

【施術料金】(税込)
・初回:12,800円
・2回目以降:9,800円

※最終来院から6ヶ月以上経過した場合は、2回目以降の料金に再検査料2,000円が加わり、11,800円となります

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