朝、布団から起き上がる瞬間に、体が固まっている感じがする。
若い頃はこんなことなかったのに、歳のせいだと諦めかけている方がいます。
この記事では、朝のこわばりが起こる理由と、その場で試せる整え方について、柔道整復師 江本直樹が解説いたします。
心当たりのある方は、読み進めてみてください。

院長から
お伝えしたいこと
元力士「鷲の海」として土俵に立っていた頃、私自身も幾度となく怪我と痛みに苦しみました。
だからこそ良くなってほしい。
その思いで、日々施術をしています。
「もう治らない」と諦める前に、
ぜひ一度、ご相談ください。
なぜ朝、体がこわばってしまうのか?

朝のこわばりは、就寝中に関節まわりの動きが止まることが一因だといわれています。
関節の動きをなめらかにしているのは、関節液という潤滑成分です。
この潤滑成分は、関節を動かすことでかき混ぜられ、なめらかさが保たれます。
動かさない時間が長く続くと、かき混ざる機会が減り、関節がわずかに固まったような状態になることがあります。
院長はこの状態を「関節の油が冷えている状態」と表現しています。
朝一番の動きにくさは、この油が体温で温まり始めるまでの時間差から生まれている可能性があります。
動きに合わせて油が再びなじんでいくまで、少し時間がかかることがあります。
年齢を重ねるほど、この巡りになじむまでの時間がかかりやすくなる傾向があります。
なぜ左右均等なストレッチでは、こわばりが取れにくいことがあるのか?

体のこわばりは、左右均等に起きているとは限りません。
利き手や座り方の癖、片側に体重をかける立ち方など、日常の動作には左右差があります。
その差が積み重なると、片側だけが集中的に固まりやすくなることがあります。
左右均等なストレッチでは、固まっていない側にも同じ刺激が入り、本当に緩めたい側への働きかけが薄まってしまうケースがあります。
院長は、あえて片側だけを狙って動かす「非対称ストレッチ」を勧めています。
試しに、片足立ちで右のお尻を持ち上げる動きを10回、続けて左だけを10回行ってみてください。
動かしやすさに違いを感じる方は、その差が朝のこわばりの手がかりになっている可能性があります。
朝のこわばりを、その場でゆるめるにはどうすればいいのか?

布団から出る前に、動かしにくいと感じた側だけを意識して動かすことで、油が温まりやすくなることがあります。
いきなり両足を大きく動かすのではなく、まず片側だけをゆっくり動かし、次にもう片側を動かして違いを確かめる。
この順番で体を目覚めさせると、こわばりが和らいだと感じられる方がいます。
よくある経過のパターン

ケース1:朝起きた瞬間、体が固まったように感じる方
このようなケースでは、関節まわりの巡りがゆっくりになっていることがあります。
半年以上、朝のこわばりが続いていても、年齢のせいだからと諦めていたという方もいます。
巡りを促すアプローチをとったところ、朝の動き出しが軽くなったと感じられる方がいます。
ケース2:左右どちらか一方だけ、こわばりが強く出る方
このようなケースでは、日常の動作の癖による左右差が関係している場合があります。
左右均等なストレッチを続けていても変化を感じにくかったという方に、よく見られるパターンです。
片側を狙った施術に切り替えたところ、こわばりの偏りが軽くなったと感じられる方がいます。
ケース3:こわばりを歳のせいだと考えていた方
このようなケースでは、年齢そのものよりも、日々の巡りの滞りが影響しているといわれています。
「もう歳だから仕方ない」とおっしゃっていた方が、巡りを整えるアプローチによって変化を感じるケースもあります。
よくあるご質問

朝のこわばりは、年齢のせいではないのですか?
年齢による影響がまったくないとはいえませんが、それだけが原因とは限りません。
関節まわりの巡りや、日常の動作による左右差が関わっているケースも多く見られます。
ストレッチは毎日左右均等にした方がいいのではないですか?
左右均等なストレッチにも意味はありますが、こわばりに左右差がある場合は、片側だけを狙った動かし方の方が変化を感じやすいことがあります。
どのくらい続ければ変化を感じられますか?
個人差がありますが、日々の動かし方を少し変えるだけで、朝の動き出しが変わったと感じられる方もいます。
継続して様子を見ていただくことをおすすめします。
まとめ・相談のご案内

朝のこわばりは、年齢だけでなく、関節まわりの巡りや左右差が関わっていることがあります。
左右差を感じた方は、片側だけを狙った動かし方を試してみてください。
慢性的な体のこわばりについては、別のページでも詳しく解説しています。
仲町台・都筑区で朝のこわばりにお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
【柔道整復師 江本直樹 監修】




