布団に入っても、なかなか寝付けない。
夜中に何度も目が覚めてしまう。
そんな夜が続いている方がいます。
「疲れているはずなのに、眠りが浅い」と感じる背景には、呼吸の浅さが関わっていることがあります。
この記事では、呼吸の浅さと眠りの質の関係、その背景にある体の状態について、柔道整復師 江本直樹が解説いたします。
心当たりのある方は、ぜひ読み進めてみてください。

院長から
お伝えしたいこと
元力士「鷲の海」として土俵に立っていた頃、私自身も幾度となく怪我と痛みに苦しみました。
だからこそ良くなってほしい。
その思いで、日々施術をしています。
「もう治らない」と諦める前に、
ぜひ一度、ご相談ください。
なぜ呼吸が浅いと、眠りも浅くなるのか?

呼吸が浅い状態が続くと、体が休息モードに切り替わりにくくなることがあります。
呼吸を支えているのは、肋骨の下にある横隔膜という膜状の筋肉です。
この横隔膜の動きが硬くなると、一回の呼吸で取り込める空気の量が減り、その分を呼吸の回数で補おうとします。
例えば、当院ではこの状態を「呼吸のフタが閉まっている」と表現しています。
フタが閉まったままの呼吸では、副交感神経(体を休ませる方向に働く神経)への切り替えが起こりにくくなる可能性があります。
「疲れているのに眠れない」という感覚は、ここに一因があると可能性があります。
試しに、両手を肋骨の横に当てて、大きく息を吸ってみてください。
肋骨が横に広がる感覚があれば、呼吸のフタは開いています。
広がりを感じにくい場合は、フタが閉まりかけているサインかもしれません。
呼吸のフタは、どうして閉まってしまうのか?

日中、気を張って過ごす時間が長い方ほど、呼吸のフタが閉まりやすくなることがあります。
デスクワークで前かがみの姿勢が続くと、肋骨まわりの動きが制限され、呼吸が浅くなりやすくなります。
加えて、常に周囲に気を配り、気を抜く時間が少ない生活が続くと、体が緊張したまま一日を終えることになりがちです。
「いつも肩に力が入ったままだった」とおっしゃる方もいます。
呼吸のフタは、意識して開けようとしても、なかなか開かないものです。
肋骨や背骨まわりの動きそのものが硬くなっているためです。
呼吸を深くするために、まず見るところ

呼吸の改善をするために、当院ではまず肋骨まわりと背骨の動きを診ています。
呼吸が浅い状態が長く続いている方の多くに、肋骨と背骨のつなぎ目の動きの制限が見られます。
ここが硬くなっていると、横隔膜がどれだけ働いても、肋骨が十分に広がりません。
この部分の動きを整えるアプローチをとっています。
呼吸が深くなると、眠りの質が変わったと感じられる方がいます。
「夜中に目が覚める回数が減った」というケースもあります。
よくある経過のパターン

ケース1:半年以上、夜中に目が覚める状態が続いている方
このようなケースでは、肋骨まわりの動きの制限が見られることがあります。
デスクワーク中心の生活で、猫背気味の姿勢が定着している場合に多く見られるパターンです。
肋骨と背骨のつなぎ目を整えるアプローチをとったところ、呼吸が深くなったと感じられる方がいます。
ケース2:日中、気を抜く時間がほとんどないという方
このようなケースでは、呼吸が浅いまま一日を過ごしていることを、本人が自覚していない場合があります。
常に周囲への配慮や判断を求められる立場にある方によく見られます。
呼吸のフタを開ける施術と合わせて、体をゆるめる時間の作り方についてもお伝えしています。
ケース3:朝起きても疲れが取れていないという方
このようなケースでは、眠りの深さそのものに課題があることがあります。
呼吸が浅い状態が長く続くと、眠りが浅い時間帯の割合が増えるといわれています。
呼吸の状態を整えることで、朝の目覚めが変わったと感じられる方がいます。
よくあるご質問

呼吸が浅いかどうかは、自分で確認できますか?
肋骨の横に手を当てて呼吸をしたときの広がり方で、ある程度確認できます。
個人差がありますが、広がりが少ないと感じる場合は、呼吸のフタが閉まりかけている可能性があります。
呼吸が浅いのは、ストレスが原因ですか?
ストレスだけが原因とは限りません。姿勢や肋骨まわりの動きの制限が関わっているケースも多く見られます。
施術には、どのくらいの回数が必要ですか?
状態によって個人差がありますが、肋骨まわりの動きが整ってくるまでに、複数回の施術を要することが多いです。
まとめ・相談のご案内

呼吸の浅さは、眠りの質と深く関わっていることがあります。
その背景には、肋骨や背骨まわりの動きの制限が隠れているケースも見られます。
仲町台・都筑区で眠りの浅さや呼吸の浅さにお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
【柔道整復師 江本直樹 監修】




