夜中に手がしびれて目が覚める。
朝起きると、指のしびれがなかなか抜けない。
「手根管症候群」と診断され、保存療法を続けているが、思うように改善しない。
手術を勧められた方もいます。
決断できないまま、時間だけが経っている。
そういう状況の方がいます。
この記事では、手根管症候群がなぜ起きるのか、そしてなぜ手首だけへのアプローチでは変わりにくいケースがあるのかを、柔道整復師・江本直樹が解説します。
「もう少し状況を知ってから判断したい」という方は、読み進めてみてください。

院長から
お伝えしたいこと
元力士「鷲の海」として土俵に立っていた頃、私自身も幾度となく怪我と痛みに苦しみました。
だからこそ良くなってほしい。
その思いで、日々施術をしています。
「もう治らない」と諦める前に、
ぜひ一度、ご相談ください。
手根管症候群はなぜ起こるのか?

「手首が原因なら、手首をケアすれば変わるはず。
それなのになぜ?」 そう感じている方がいます。
手根管症候群は、手首の内側にある「手根管」と呼ばれるトンネルの中で、正中神経が圧迫されることでしびれや痛みが生じる状態です。
指を動かす腱と正中神経がこのトンネルを共有しており、腱の周囲が腫れたり、トンネルが狭くなったりすると、神経が圧迫されて感覚の異常が起きることがあります。
当院でよく見られるのは、キーボードやスマートフォンの操作など、手首を同じ角度で使い続ける時間が長い方です。
負担が積み重なり、腱の周囲に炎症が起きやすくなっているケースがあります。
ただし、手首だけに原因があるとは限りません。
首や肩まわりの緊張が強い場合、腕へ向かう神経が「上流」で圧迫を受け、手首の症状として現れることがあります。
これを「ダブルクラッシュ現象」といい、神経が複数の箇所で同時に圧迫を受けている状態を指します。
試しに、首をゆっくり右に傾けてみてください。
そのとき、肩から腕にかけて張りや重さを感じる方は、首まわりの緊張が手の症状に関与している可能性があります。
なぜ手根管症候群は治りにくいのか?

「安静にしていれば良くなると思っていた。
でも、なかなか変わらない。」 そういう方がいます。
手根管症候群が改善しにくい理由の一つは、日常生活の中で手首への負担が途切れないことです。
食事・入浴・スマートフォンの操作など、手首を使わない場面はほとんどありません。
安静にしようとしても、完全に負担をゼロにすることが難しい部位です。
もう一つの理由は、手首以外の関与を見落としているケースがある
神経は首から出発し、肩・肘・手首を経由して指先まで続いています。 この経路のどこかで圧迫や緊張が重なっていると、手首だけをケアしても症状が戻りやすくなることがあります。
また、しびれや痛みが長く続くと、神経自体が過敏になっていることがあります。
刺激に対して反応しやすい状態が続き、少しの負担でも症状が出やすくなるケースがあります。
「手首のせいだけではないかもしれない」という視点が、改善の糸口になることがあります。
整形外科ではやらないこと、当院がやること

整形外科での手根管症候群の対応は、装具による固定・投薬・ステロイド注射、そして保存療法で改善しない場合の手術が中心です。
画像診断や神経伝導速度検査など、症状の程度を客観的に評価できる点は整形外科の強みです。
当院が整形外科と異なるのは、手首だけでなく全身のバランスを評価する点です。
神経は首から指先まで一本の経路でつながっています。
当院では、手首の状態だけでなく、首・肩甲帯・肘の緊張や歪みを含めて評価します。
「どこで神経が圧迫を受けやすくなっているか」を全身から探るアプローチをとっています。
また、微弱電流を用いたNEUBOX療法を取り入れています。
神経の興奮を穏やかに整え、周囲の組織の回復をサポートすることが期待できます。
二重盲検臨床試験により有効性が確認されており、Finn Johannsen,MD et al.;Arch Phys Med Rehabil Vol.74, April 1993にて報告されています。
整形外科での診断・評価を受けた上で、「もう少し保存的なアプローチを続けたい」という方のご相談も受け付けています。
当院の施術で変わること

「施術を受けると、その日は楽になる。でも、また戻る」
そういう方がいます。
当院での施術では、手首の症状だけでなく、首・肩甲帯・肘など神経の経路全体を整えることを意識しています。
そのため、施術後に次のような変化を感じる方がいます。
夜中に手のしびれで目が覚める回数が減ってきた、というケースがあります。
朝起きたときの指のしびれが抜けるまでの時間が短くなった、という方がいます。
手に力が入りやすくなり、ペットボトルのふたが開けやすくなった、というケースもあります。
ただし、変化の出方や速さには個人差があります。
症状が長く続いていた方ほど、神経の過敏さが定着している場合があり、改善までに時間がかかることがあります。
当院では、施術ごとにお身体の状態を確認しながら、アプローチを調整していきます。
「今日の施術でどこが変わったか」を毎回お伝えすることで、変化の積み重ねを実感していただけるよう努めています。
当院での施術の流れ
手根管症候群の施術では、手首だけを診るのではなく、首・肩甲帯・肘など神経の経路全体を評価しながら進めていきます。
初回は問診・検査に時間をかけ、症状の背景を丁寧に確認した上で施術プランをご提案します。
問診・検査

はじめに、症状の経緯や日常生活での困りごとを丁寧にお聞きします。
いつからしびれが始まったか、どの指に症状が出やすいか、夜間に症状が強くなるかどうかなど、細かい状況を確認します。
その後、視診・触診を行い、手首だけでなく首・肩甲帯・肘の状態も合わせて評価します。
施術計画の説明

検査の結果をもとに、症状の背景と考えられる原因をわかりやすくご説明します。
「なぜ手首だけでなく首や肩を診るのか」も含めて、納得いただいた上で施術プランを決めていきます。
回数の目安や、日常生活で気をつけていただきたいことについてもお伝えします。
NEUBOX療法

微弱電流を用いた施術です。
専用のチップを使い、神経の経路にあたるツボを優しく刺激します。
神経の興奮を穏やかに整え、周囲の組織の回復をサポートすることが期待できます。
整体施術

ごく軽い力で、呼吸に合わせながら全身のバランスを整えます。
手首だけでなく、首・肩甲帯・肘の緊張をほぐし、神経の経路全体が通りやすい状態を目指します。
強い力や骨を鳴らす手技は使いません。
リラックスした状態で受けていただける施術です。
施術後の説明とアドバイス

施術後にお身体の変化をお伝えします。
その日の状態に合わせて、ご自宅でできるセルフケアをご案内します。
手首への負担を減らす姿勢の取り方や、首・肩まわりの緊張を緩める動作など、日常生活の中で続けやすいものをお伝えしています。
患者様からよくいただく質問

手術を勧められましたが、施術を受けることはできますか?
整形外科で手術を勧められた方でも、ご相談いただけます。
手術の適応かどうかの判断は整形外科の専門領域ですが、保存的なアプローチを続けたいという方のご相談を受け付けています。
ただし、母指球(親指の付け根の筋肉)の萎縮が進んでいる場合など、早期に整形外科での対応が必要なケースもあります。
まずは現在の状態をお聞かせください。
何回くらいで変化が出ますか?
個人差がありますが、症状が出始めてから期間が短い方ほど、早い段階で変化を感じていただけるケースがあります。
一方、しびれが長く続いていた方は、神経の過敏さが定着していることがあり、変化が出るまでに時間がかかることがあります。
初回の施術後にお身体の状態をお伝えしますので、その時点で今後の見通しについてご説明します。
仕事を休まずに通えますか?
施術後に強い痛みや倦怠感が出ることはほとんどありませんので、そのままお仕事に戻っていただける方がほとんどです。
ただし、施術当日は長時間の手首への負担をできるだけ避けていただけると、変化が出やすくなることがあります。
患者様の声
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夜中に手のしびれで目が覚める。
朝、指のしびれがなかなか抜けない。
そういった状態が続いているなら、早めにご相談ください。
手根管症候群は、手首だけに原因があるとは限りません。
首・肩甲帯・肘など、神経の経路全体を評価することで、変化が出やすくなることがあります。
「手術しかないと言われたが、もう少し保存的なアプローチを続けたい」
「どこに行っても変わらなかった」
そういう方のご相談も受け付けています。
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