段差もないのに、最近よく足が引っかかる。
そんな感覚に心当たりはありませんか?
「歳のせいかな」と思いがちですが、実は歩き方のクセが関係していることがあります。
特に、反り腰と呼ばれる姿勢の崩れが、つま先の上がりにくさにつながっているケースが少なくありません。
この記事では、平らな場所でつまずきやすくなる原因と、当院での考え方をお伝えします。

院長から
お伝えしたいこと
元力士「鷲の海」として土俵に立っていた頃、私自身も幾度となく怪我と痛みに苦しみました。
だからこそ良くなってほしい。
その思いで、日々施術をしています。
「もう治らない」と諦める前に、
ぜひ一度、ご相談ください。
なぜ何もない場所でつまずいてしまうのですか?

つまずきというと、足首や膝そのものの問題だと考えがちです。
ですが、原因が別の場所にあることも珍しくありません。
このようなケースでは、骨盤が前に傾いた状態、いわゆる反り腰が背景にあることがあります。
骨盤の傾きが太ももの前側の筋肉を常に引っ張るため、すねの前側の筋肉まで硬くなってしまいます。
その結果、歩くときにつま先が十分に上がらず、平らな場所でも引っかかりやすくなる、という流れです。
痛みのある場所だけを見ていても、この歪みには気づきにくいものです。
反り腰と太ももの前側の張りは、歩き方にどう影響しますか?

歩行の中で、つま先は本来、着地の直前にわずかに上がる動きをします。
この動きが小さくなると足がすり足に近い状態になり、小さな段差や床の凹凸にも反応できなくなります。
反り腰の状態では、骨盤が前傾したまま固定され、太ももの前側の筋肉とすねの筋肉が縮こまり、動きにくくなっていることがあります。
筋肉そのものを緩めるだけでは、この状態が戻りにくい場合もあり、骨盤の傾きごと整えていく必要があるという見立てです。
痛みを感じている部分と、歪みの発生源が違う場所にあることは珍しくありません。
つまずきやすさを放っておくとどうなりますか?

つまずきが続くと、無意識のうちに歩幅を狭くしたり、下を見て歩くようになったりする傾向が見られます。
これが新たな猫背や、肩や首の緊張につながるケースもあります。
また、実際に足首をひねってしまい、そこから来院される方も一定数見られます。
つまずき自体は小さな出来事に見えても、その背景にある姿勢の崩れは、放置すると別の不調につながることも、少なくありません。
よくある経過のパターン

【ケース1】
デスクワーク中心の40代女性。
数ヶ月前から平らな道でつまずくことが増え、「歳のせいだろう」と気にしていなかった方。
骨盤の前傾と太ももの前側の緊張が確認され、骨格の調整を継続する中で、つま先の引っかかりが減ったと感じるようになったケースです。
【ケース2】
立ち仕事が多い方で、反り腰の自覚はなかったものの、すねの筋肉の張りが強く出ていたケース。
骨盤の傾きを整えたうえで、太ももからすねにかけての緊張を緩めていくことで、歩行時の足の重さが軽くなったと感じる方もいます。
【ケース3】
一度足首をひねったことをきっかけに来院された方。
捻挫そのものの施術と並行して、その背景にあった反り腰の傾向にもアプローチしたことで、つまずきそのものが起こりにくくなったというケースです。
よくある質問

つまずきは加齢によるものではないのですか?
加齢だけが原因とは限りません。
骨盤の傾きなど、姿勢のクセが関係していることがあります。
年代を問わず見られる状態です。
施術はどのようなことをしますか?
骨盤の傾きや太もも・すねの筋肉の緊張を確認したうえで、全体のバランスを整えていきます。
痛い場所を強く押すような施術ではありません。
どのくらいの頻度で通えばよいですか?
状態によって異なるため、初回の確認時にお伝えしています。
メンテナンスを継続している方は、症状が軽く済みやすい傾向が見られます。
整形外科に通っていますが、併用してもよいですか?
画像診断や薬による管理は整形外科の領域です。
当院では、手技によるアライメントの調整という形で、補完的な役割を担っています。
まとめ

平らな道でのつまずきは、足首や膝そのものの問題とは限りません。
骨盤の傾き(反り腰)による、太ももの前側とすねの筋肉の緊張が背景にあることがあります。
「歳のせいだろう」と諦める前に、一度姿勢の状態を確認してみることをおすすめします。
大切なのは次の3つです。
・つまずきやすさは、足首だけでなく骨盤の傾きが関係していることがある
・太ももの前側とすねの筋肉の張りは、反り腰のサインとして現れることがある
・繰り返す場合は、一度姿勢の状態を確認しておく
仲町台・都筑区で歩き方や姿勢の崩れが気になる方は、お気軽にご相談ください。
【柔道整復師 江本 直樹 監修】



